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■著者名：
■出版元：
■刊行年：昭和初期
■サイズ：

■状態：少し経年のシミが生じているものも見られるが、ほとんどは良好なコンディションである。A4サイズの黒台紙に留具で固定してある状態（留具から外れたものも数点あり）。黒台紙に経年劣化あり。黒台紙30枚をファイリングした状態で保管。

■内容： 広田魔山人蒐集の好色ポチ袋コレクション。『好色ポチ袋集成』（太平書屋、昭和60年）は、このコレクションの一部を収録、紹介したものである。

『好色ポチ袋集成』によると、このコレクションは昭和の初めに京阪地方にて、数あるポチ袋の中でもエロ味のあるものに限って魔山人が集めたもので、中には発禁になったものもあるという。

ポチ袋の形には大別して2種類あり、ひとつはお札用の縦長のもの、ひとつは硬貨用でやや四角に近い小ぶりのものである。これを通常5枚か6枚を一組とし、三つ折りのタトウ紙（畳紙）に入れて売られていた。魔山人コレクションの中でタトウ紙とポチ袋が揃っているものは24組、総数としては、タトウ紙24点とポチ袋160点からなる。

※広田魔山人‥‥‥本名は広田広之進。昭和54年に90歳で没。企業勤めの傍ら、性風俗研究、古川柳研究を究めた好事家。性風俗資料、艶本の収集家としても知られた。