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■著者名：遠地輝武
■出版元：私家版
■刊行年：大正14年（1925）
■サイズ：24×16.3cm、6ページ

■状態：表紙の周囲にややイタミあり。表紙の村山・遠地両名の名前の上にある「木版」の文字が削られたようになっている。全体に経年シミ等の古色は少し見られるものの、本文の破れなどもなく、まずまず良く保存されてきたものだと言える。

■内容：表紙：村山知義（描）、遠地輝武（彫）


以下は、澤正宏編『コレクション・モダン都市文化 28 ダダイズム』（2007年）より引用。
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本書は奥付を欠くが、表紙の「第一輯」という記載からわかるように、「遠地輝武詩集」と記されているものの、詩集『夢と白骨との接吻』刊行の約五か月前に、遠地輝武が巣鴨郵便局の集配員をしながら、ダダイズムの詩誌として刊行した雑誌であり詩六篇が掲載されている。この詩誌は次輯が見つかっていないので、第一輯で終わったと考えられる。また、表紙の『Dadais』の文字は木版刷りで、描いたのは村山知義、彫ったのは遠地輝武である。
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