愛書 全15輯内13輯分(附録冊子1冊付)

■著者名:西川満(編集兼発行者)他
■出版元:台湾愛書会(台北市)
■刊行年:昭和8年〜16年
■サイズ:A5判

■状態:劇作家・長谷川伸(1884〜1963)旧蔵。各輯の表紙にラベル貼付、さらに扉と巻末に蔵印あり。経年の古色は見られるものの、非常に良好なコンディションである。


■内容:第一輯、第二輯、第三輯、第四輯、第四輯別冊附録、第五輯、第六輯、第七輯、第八輯、第九輯、第十輯、第十一輯、第十三輯、第十四輯の以上14冊一括(全15輯のうち第十二輯と第15輯が欠)。


▽第一輯
昭和8年6月16日発行 209ページ
河村徹「書物の趣味」、神田喜一郎「書名雑話」、伊藤慎吾「近世に於ける愛書の精神」、村木鬼空「古書の保存に就て」、安藤正次「古事記中巻の伝来と鴨院文庫」、滝田貞治「近松浄瑠璃丸本奥附考」、幣原坦「台湾の硫黄石炭探検に関する文献内容」、裏川大無「明治卅年代の台湾雑誌覚え書」、島田謹二「贋造文学夜話――サーマナザーの台湾誌」、矢野峰人「近英の文芸雑誌二三」、石本岩根「明治年間に於ける独和及和独辞書に就て」、西田正一「ストリンベリ文献」、田中長三郎「愛書と国富」、植松安「川柳、狂歌に見ゆる読書子」、彙報、編輯後記

▽第二輯
昭和9年8月1日発行、185ページ
扉「エキス・リブリス」(河村徹)、口絵「番社釆風図」、口絵「書斎に於ける矢野峰人氏」、春邱書室「愛書囘顧録」、山中樵「六十七と両釆風図」、裏川大無「明治卅年代の台湾雑誌覚え書(二)」、滝田貞治「近松浄瑠璃丸本奥附考追補」、福田良輔「長沢伴雄の枕草子研究と一異本」、市河十九「学匠の歌」、島田謹二「ステファヌ・マラルメ書志」、滝田貞治「坪内逍遥著作雑考」、石本岩根「明治年間に於ける独和及和独辞書に就て(二)」、正宗厳敬「地方植物誌(Florula)の出版物」、矢野峰人「書斎漫談」、加藤春城「読んで感動した本のこと」、西川満「日孝山房童筆」、鹵山人「阿難と鬼子母」の装幀と展望社版」、鷗外書志、旅順入城式、鷗外記念展覧会の記、愛書会春季小集の記、六号雑記

▽第三輯
昭和9年12月28日発行、83ページ
表紙(宮田弥太朗)、扉「エキス・リブリス」(宮田弥太朗)、口絵「書斎に於ける小山捨月氏」、市嶋春城「日本偽書大概」、幸田成友「東京だより」、百田宗治「明治少年節用」、躬耕廬「印のはなし」、神田喜一郎「佞古書屋漫筆」、谷河梅人「梟雄星亨遺愛の蔵書」、安藤正次「吉田日記抄」、前島南央「赤崁釆訪冊」、田中長三郎「春氏の事ども」、井原純策「読書瑣誤」、斯波浦人「書物から受けた印象の事」、柴山武矩「貧しき書斎にて」、小山捨月「書屋閑話」、西川満「美しい本」、愛書返信、彙報「森於莵氏に鷗外秘話を訊く会」、編輯後記

▽第四輯(装幀特輯号)
昭和10年9月1日発行、73ページ
表紙・カツト(宮田弥太朗)、口絵「装幀の種種相」(六頁)、田中敬 「図書形態の進歩に伴ふ書巻修装用語の変遷」、日夏耿之介「自著詩集装幀覚書」、恩地孝四郎「近頃装本談」、川上澄生「装幀雑感」、秋朱之介「装釘の貧困」、延陵従宜「従宜誃曼筆」、宮田弥太朗「詩集媽祖祭茶話」、西川満「詩と装幀」、中村喜代三「江戸時代の文芸書の装幀(序説)」、植松安「三十六人歌集の装潢について」、諸家「装幀ポスト」、編輯後記

▽第四輯別冊附録 寿岳文章「装本覚え書」
昭和10年9月15日発行、16ページ

▽第五輯(図書保存特輯号)
昭和11年1月2日発行、104ページ
表紙・カツト(宮田弥太朗)、口絵「書物被害の種種相」(六頁) 、扉(立石鉄臣)、宮良当壮「図書保存方法の研究」、竹林熊彦「図書の保存と書盗の予防」、呉芳雲「古籍保存管見」、小林堅三「曝書・その他に就て」、橘井清五郎「失敗の漫評」、今沢慈海「いろいろの注意根本の問題」、水原尭栄「高野山見存の古写経」、波多野賢一「江戸城の造営とその絵図の保存」、西田正一「台湾の愛書家は泣かされる」、植松安「古書の保存について」、国府種武「書物の敵」、執筆家紹介、口絵解説、陸軍被服本廠より、編輯後記

▽第六輯
昭和11年4月20日発行、124ページ
表紙カツト(宮田弥太朗)、扉「エキスリブリス」(禿徹)、彩色木版口絵「台湾郷土絵図」(宮田弥太朗)、安藤正次「フローレンツの日本研究の業績に就て」、鎌倉幸光「漱石の異本朝日組替版について」、滝田貞治「西鶴本襍話」、島田謹二「詩集「媽祖祭」読後」、中村孝志「存否不明の淡水語二書並に日西辞典について」、矢野峰人「書痴妄語」、西川満「日孝山房童筆」、庄司浅水「書物製作についての覚書(ホワイトハウス)」、編輯後記

▽第七輯
昭和11年9月1日発行、153ページ
表紙・小間絵(宮田弥太朗)、彩色木版口�咫崑耋儷薪擲┸沺廖糞榲通鐶析�) 、口�咫崑耋冕�書図譜」(四頁)、扉「揚承藩収蔵印二種」、市河三喜「ハーンとクールベ」、森於菟「朝寝前後」、島田謹二「上田柳村逸文抄」、植松安「羽田文庫について」、禿徹「書物装幀考」、矢野峰人「近英の文芸雑誌」、西川満「会津戦争秘記」、斯波浦人「台湾公学校最初の国語読本」、原田季清「支那小説雑観」、滝田貞治「続西鶴本襍話」、編輯後記


▽第八輯
昭和12年1月2日発行、113ページ
表紙「神将」(西川満)、口絵「台湾郷土絵図」(西川満)、口絵「台湾訪書図譜」(四頁)、神田喜一郎「芙蓉山房私印譜」、安藤正次「カール・フローレンツ先生の東亜研究(中)」、滝田貞治「新西鶴本襍話」、金関丈夫「バーゼルの訪書」、福田良輔「青年時代の長沢伴雄」、大内白月「年賀=名刺=紙」、中村喜代三「書物つれづれ」、西川満「人虎」、「台湾訪書図譜」解説、編輯後記

▽第九輯
昭和12年5月10日発行、104ページ
表紙(宮田弥太朗)、口絵「台湾郷土絵図」(宮田弥太朗)、口絵「台湾訪書図譜」(四頁)、田中敬「遺著の出版に就て」、向原立「早春雑記」、安藤正次「カール・フローレンツ先生の東亜研究(下)」、福田良輔「神田本伊勢物語愚見抄に就いて」、禿徹「書物漫談」、楊雲萍「陳迂谷の詩と詩集」、富田芳郎「石造の史書」、西川満「日孝山房童筆」、編輯後記


▽第十輯(台湾特輯号)
昭和13年4月8日発行、235ページ
装本・装画(西川満・宮田弥太朗)、口絵・中絵(色版一葉・写真及凸版六頁)、移川子之蔵「和蘭の台湾関係古文書」、浅井恵倫「和蘭と蕃語資料」、岩生成一「渡台西人肖像列伝」、島田謹二「ジァン・ダルジェーヌの台湾小説」、神田喜一郎「牛津に存在する台湾の古文献に就いて」、尾崎秀真「清朝治下に於ける台湾の文芸」、松本盛長「清代の古文書」、田大熊「陳維英と太古巣とその聯集」、山中樵「江戸時代に於ける邦人の台湾漂到」、前島信次「枯葉二三を拾ひて」、楊雲萍「一つの追憶」、宮本延人「牡丹社討伐関係の閑談二三」、西川満「華麗島の「灯座」について」、淵脇英雄「伊能文庫に就いて」、斎藤才助「台風雑記の紹介」、市村栄「台湾関係誌料小解」

▽第十一輯
昭和13年12月15日発行、78ページ
装本・小間絵(西川満・宮田弥太朗)、口絵「絵像列倦伝」、口絵「支那遣使紀行」、中沢亮治「「ローマ」字論と其綴方の変遷」、森於莵「我家の蔵書」、楊雲萍「黄景寅の詩に就いて」、須藤利一「琉球の算法書」、楠井隆三「忘れられた人とその著書」、西川満「日孝山房童筆」、口絵解説、編輯後記

▽第十三輯
昭和15年9月1日発行、81ページ
表紙装画(立石鉄臣)、本文装画(宮田弥太朗)、装本(西川満)、口�咫崕�官岡」、鈴木信太郎「バラッド」、木村毅「日本人の性格について」、山中樵「漂流台湾チョプラン島之記覚書」、寿岳文章「幻塵集に寄す」、黄眠書痴「家蔵本」、中絵「台湾の装本二種」、須藤利一「異国船琉球飃到記」、中絵「那覇港」「アダムスの航海日誌」、「金関丈夫「蓮の露」

▽第十四輯(台湾文芸書誌号)
昭和16年5月10日発行、79+8ページ
神田喜一郎・島田謹二「台湾に於ける文学について」、黄得時・池田敏雄「台湾に於ける文学書目」、単行文芸書の部(第一部/第二部)、文芸雑誌の部、書名索引

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